9月のボーナスを元手に株の短期売買を行う計画です。勉強用に本を読んだので感想やメモを残します。
読んだ本
読んだ時点での自分のレベル

- 「完全に雰囲気で株をやっている」そのもの
- PER?聞いたことはあるぐらいのノリ
- ノリで100万円分ぐらい株を持っている
ざっくりどういう本?
テクニカル分析を勧める本。グランビルの法則をベースとした短期売買の手法を紹介している。大きい戦略としては「トレンドが明確な銘柄で短期で売買を行う」というもの。その中で買うべきタイミングをテクニックとして多数紹介してくれている。タイトルとは真逆で非常に理論に基づいた本という印象でした。
本の内容
本の構成になぞって自分なりのまとめを載せます。詳細は本に任せますが、大体の内容をここでは紹介します。
個人投資家はテクニカル分析メインで戦うのがコスパが良いぞ
株投資を行うときには企業の業績を元に行う「ファンダメンタル分析」と、チャートの情報をもとに行う「テクニカル分析」に大きく分けられます。著者はこの本の最初でテクニカル分析を推しています。理由として以下を挙げています。
- 機関投資家の行う市場調査などの情報は個人が持つ量を圧倒的に凌ぐ。そこに勝とうとしても厳しい戦いを強いられるだけ
- 機関投資家が行った取引はチャートに反映される。この動きに追随するのが一番楽だし、それで実際に成功することも十分可能(100%とは言っていない)
この説明には自分もとても納得しました。なお、この本では「業績分析が全く無意味とは言わない」と書いてあります。それはそう。
株価のシナリオを自分の頭で複数立てること
株価がどうなるかはわかりません。できるのはどういうシナリオが発生しうるのか考えることだけです。その中で一番確率が高そうなシナリオにベットするのが短期取引です。
重要なのはなぜそういうシナリオを立てたのか説明できることです。この本ではそのようなシナリオを考えるための考え方が紹介されています。
押し目買いと戻り売り
この本の戦略はシンプルです。「トレンドが明確な銘柄で短期で売買を行う」というものです。
その戦略を勝率の高いものにするために、上昇トレンドの中でちょっと株価が下がったタイミングや、その逆で取引を行うことを紹介しています。これらの取引をそれぞれ押し目買いと戻り売りと言います。
戦略の詳細は本に譲りますが、たしかにこの本を読んでからいろいろなチャートを見るとそのような値動きをしているものを多数見ることができます。シナリオのベースになります。
取引を行う理由を強くするテクニック
本の後半では、シナリオを強固にするための判断材料が紹介されています。
- パーフェクトオーダー
- ローソク足
- 出来高と株価の関係
- チャートパターン
- 株価のサイクル
- 信用取引残高情報
- 基本的なファンダメンタル分析
- アノマリー
練習ドリル
本の最後にチャートを見てこの後どうなるか考えるドリルがあります。本の内容を理解しているかどうかの確認もできます。
感想
とても勉強になりました。これからは雰囲気で株はしません。なぜその判断を行ったのか自分の言葉で説明できることはとても重要だと思いました。「Twitterで流行っているから」とか「○○さんがおすすめしてたから」のような、他人の思考に便乗して自分の頭で考えない取引を行うとたいてい失敗する予感がしています。
この本を読んで次に自分がやった/やろうとしていること
- TradingViewを使ってみました

- 9月のボーナスで元手が入るまでは脳内トレードをしています。
- 取引を行うときになぜその取引をしようと考えたのかという理由を言語化する(せっかくなので記事にして行きたいと思います٩( ‘ω’ )و)